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機械構造用鋼の化学成分について【中身を知れば違いがわかる】






<目次>

  1. 特殊鋼って?

  2. 化学成分によってさまざまな種類が!

  3. 機械構造用炭素鋼(S--C材)

  4. 機械構造用合金鋼

  5. 他にもこんな材料の化学成分も








特殊鋼って?




どうやって作られている?鋼材の製鋼工程





特殊鋼の基本元素は、C、Si、Mn、P、S、の五元素からなっています。この五元素に特殊元素のCr、Mo、Niなどが入った鋼材を合金鋼と言う。



炭素鋼にCrまたMoの特殊元素が入っていようが、炭素量が同じであれば、焼き入れの硬さは変わらないが炭素鋼では得られない、粘り強さ、硬さ、耐磨耗性、引張強度などが増すために利用されています。



また、鋼材が大きい(厚みが厚く)と炭素鋼では充分に焼きが入りにくいので特殊元素を入れることで焼入性(焼きが深く入る)が増すので利用したりもする。









化学成分によってさまざまな種類が!




機械構造用鋼は特殊鋼の中のひとつです。その中でも大きく別けて機械構造用炭素鋼機械構造用合金鋼のふたつにわかれます。名前は似てますがまったく違うものです。




機械構造用炭素鋼(S--C材)



S--C材の炭素量は0.08~0.6%です。実際によく使われる鋼種としては、S20CからS55Cぐらいで、機械の部品を中心にさまざまな場面で使われる材料になります。



また最後にKがついている材料記号で例えばS15CKなどは浸炭はだ焼き専用鋼種になります。浸炭を行うことで炭素量の少ない材料でも表面に強度を持たせることが出来ます。


S10C,S12C,S15C,S17C,S20C,S22C,S25C,S28C,S30C,S33C,S35C,S38C,S40C,S43C,S45C,S48C,S50C,S53C,S55C,S58C,S09CK,S15CK,S20CKの成分表


機械構造用炭素鋼の成分表
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機械構造用合金鋼




機械構造用炭素鋼に特殊元素のCr、Mo、Niなどが入った鋼材を機械構造用合金鋼と言う。以下の7種類の分類がある。





■クロム鋼(SCr材)


Cr(クロム)含有量が平均で約1%程度で、イチクロとも呼ばれます。

SCr415,SCr420,SCr430,SCr435,SCr440,SCr445の成分表


クロム鋼の成分表
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■マンガン鋼(SMn材)


機械構造用合金鋼の一つで、Mn(マンガン)を1.2%以上含む鋼種です。耐摩耗性に優れています。

SMn420,SMn433,SMn438,SMn443の成分表


マンガン鋼の成分表
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■マンガンクロム鋼(SMnC材)


機械構造用合金鋼の一つで、マンガン鋼並みのMn(マンガン)量を含有し、Cr(クロム)を0.35から0.70%含有する鋼種です。耐衝撃性に優れています。