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教えて!!ステンレスが錆びにくい理由






<目次>


  1. ステンレスってどういったもの?

  2. ステンレスは錆びないんじゃない!錆びにくいだけです!!

  3. ステンレスはなんで錆びにくの?

  4. 酸化は常に起こる現象。。。

  5. 錆びるかどうかはあなた次第!







ステンレスってどういったもの?





自動車の車体部品や工場で使う設備・装置や、一般の家庭では台所の流し台や包丁など、さびては困るところに使われているステンレス。



ステンレスは鉄にニッケルやクロムを加えた合金で、正しくはステンレス鋼といい、「さびない鋼(はがね)」という意味の名前なんです。





ステンレスは錆びないんじゃない!錆びにくいだけです!!






ステンレスの種類はたくさんありますが、鉄に18%のクロムと8%のニッケルを加えた、18-8ステンレス鋼(SUS304)や、鉄に13%のクロムだけを加えた13クロム鋼(SUS410)が代表的なものです。











ニッケルは不動態被膜をより形成しやすくする働きをするので、この場合はSUS304の方が錆びにくいのです。



このようにステンレス鋼にも錆びにくいものから錆びやすいものまであるので「さびない鋼(はがね)」といより「さびにくい鋼(はがね)」と表現するのが正しいですね。





実際に錆びるまでの様子がわかります!





ステンレスはなんで錆びにくの?




では、なぜステンレスは錆びにくいのか?



それは、含有するクロムに起因します。



ステンレスは、錆びの原因となる鉄(Fe)よりも先にクロム(Cr)が空気中の酸素と結合(=酸化)し、数nmの非常に薄い不動態皮膜(保護皮膜)を形成して、全体を包み込みます。不動態被膜によって鉄が酸素と結合しようとする(錆びる)のを防いでくれます。





酸化は常に起こる現象。。。





要するに、常に酸化しているんです。しかし、それは鉄ではなくクロムなだけで、鉄が酸化したら「サビ」になるがクロムが酸化しても「サビ」にはなりません。



さらにそこにニッケルがあると不動態被膜をより形成しやすくする働きをするので錆びにくいということなるのです。





アルミニウムも同じ理由で錆びにくい!



このように酸化被膜を形成しサビに強い金属は他にもあります。普段よく目にするものであればアルミニウムがそれに当たります。





実際に錆びるまでの様子がわかります!






錆びるかどうかはあなた次第です!









この錆びにくいステンレスでも使い方によってはすぐに錆びてしまいます。





■もらい錆び


もらい錆びとはステンレスの表面に鉄などの金属が付着したまま放置し、その金属が錆びることでステンレス自体も錆びてしまう現象です。




■水分や汚れの付着