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ロケートリングとは


 




ロケートリングとは成形機と金型の位置決めという役割があります。金型を射出成形機に取り付けるために、金型には取付板というプレートがありますが、この取付板によって金型が成形機に固定されます。




一般的には、プラスチック材料が射出される側に金型の固定側(キャビ側)が取り付けられ、成形機と金型の位置合わせを容易にするために金型にはロケートリングが設置されています。なのでロケートリングは必ず固定側に設置されます。





射出成形金型とは→










ロケートリングは、金型より凸状に出たリングで、これを成形機の固定盤中央に空いている穴に合わせることで、金型と成形機の位置決めができます。この位置がずれてしまうと金型にプラスチック材料がうまく射出されず成形不良を起こします。場合によっては成形機や金型の破損につながります。そのためロケートリングによる位置決めは、成形機の仕様に合わせて設定しなければなりません。ロケートリングのサイズは使用する成形機の種類・仕様で決まります。





スプルーとスプルーブッシュについて→





ロケートリングによる成形機と金型の位置決めを失敗すると成形機ノズルとスプルーブッシュがズレてしまい、スプルー離形方向に対してアンダーカットになってしまいます。そのことによって固化したスプルーが折れ残ってしまい、連続生産が困難になります。また、それに気づかず成形を続けてしまうと、プラスチック材料が折れ残った材料のせいで詰まってしまいオーバーパックし、復旧まで多大な時間を要することになります。








成形時に起こるトラブルを考えると、製品周辺ではないロケートリングのような部品ほど、基本に忠実に確実に設計することが大切になってきます。