図1.jpg

ランナーとは






ランナー方式は大きく別けて、コールドランナーとホットランナーの2つに分別されます。





コールドランナーは金型内でランナーが冷やされ、成形品と共に取り出されるランナー方式です。コールドランナーの方が構造がシンプルでイニシャルコストを抑えれるため、一般的には射出成型用金型としてコールドランナーが採用されることが多いです。

コールドランナーはスプルー・ランナー・ゲートによって構成され、特にゲートについては多様な方式があり、それぞれ一長一短の特徴があります。



ゲートの種類について→







スプルー・ランナー・ゲートの役割について→








これに対して、ホットランナーはランナーレスとも呼ばれ、コールドランナーの場合は成形品と一緒にランナー部(スプルー・ランナー・ゲート)取り出されるが、それが存在しない特殊な金型構造となります。


なぜ、ランナー部(スプール・ランナー・ゲート)が存在しないのかというと、金型のゲートの位置まで金型内で加熱して、プラスチックが固化しないようにしているため、成形品と一緒に取り出されるランナー部が存在しないのです。


ただ、厳密に言うとホットランナーでも構造上のランナー・ゲートは存在しますが、成形品と一緒に取り出されないという意味では固化したランナー部(スプルー・ランナー・ゲート)は存在しないと表現されます。


このランナーレスによって、ホットランナーは材料費が削減されるというメリットがでてきます。









しかし、金型費用が高くなることや金型のメンテナンスが必要になるため、採用する場合はさまざまな観点からの検討が必要となります








最後にセミホットランナーと呼ばれるコールドランナーとホットランナーをミックスしたハイブリットな方式を紹介します。


セミホットランナーは基本構造はホットランナーと同様に金型内まで加熱したプラスチック材料を流し込む構造になっておりますが、流し込む先が製品部ではなくランナーに流し込みます。


パーティングライン上にあるランナーへ流し込み、ランナーによって各製品へ分岐します。なぜ、このような方式を取るかというとホットランナーの場合、製品の数(取り数)だけノズルが必要になってきますが、このノズルの数によってコストが大きく変わります。


また、ノズルを配置するためには一定のスペースも必要で取り数が多くなると金型サイズが大きくなり、コスト面への影響や成形機にも影響してきます。そのため、ランニングコストを抑えつつ、ホットランナー方式の諸問題に対応するためにセミホットランナーの方式を取られることがあります。